小菊の生け方|11月の切り花を花瓶で美しく飾る7つのコツ
写真の小菊は淡いピンクで枝ぶりも豊かで、とても見事です。生けるときのポイントをまとめました。
1. 切り方と下準備
- 朝夕の涼しい時間に、できれば水の中で茎を斜めに切ると水を吸い上げやすくなります。
- 水に浸かる部分の葉は全部取ります。葉が水に残ると腐って水が濁り、花持ちが悪くなります。
- 小菊は枝分かれしているので、1本をそのまま挿さず、枝ごとに小分けにして使うと扱いやすくなります。
2. 高さのバランス
- 花の高さは、花瓶の高さの1.5〜2倍までが整って見える目安です。写真のように大きく広がる飾り方も豪華ですが、枝が垂れてきたら短く切り、小さな花瓶に分けると全体がすっきりします。
- 全部を同じ高さにせず、高い・中くらい・低いの3段階をつけると、自然で動きのある仕上がりになります。
3. 入れる順番と支え方
- 先に葉や枝を花瓶の口に入れて「土台」を作り、そこに花を挿すと安定します。
- 細口の花瓶なら花同士が支え合うので、そのまま挿せます。口の広い花瓶は、剣山や丸めた網(チキンネット)、枝を交差させたものを使うと崩れません。
4. 色の合わせ方
- 淡いピンクと白は優しい印象です。1本の花瓶には同系色でまとめ、赤や黄色の小菊を少しだけ混ぜると、引き締め役になります。
- 花瓶ごとに色味を変えるのも、見ていて楽しいものです。
5. 花瓶との相性
- 白い筒型の花瓶は、小菊をたっぷり入れてボリュームを出すと映えます。
- 右の焼き物のような和の花瓶は、少なめに挿して余白を残すと、渋い味わいが引き立ちます。
- 絵柄のある花瓶は、花で絵柄を隠しすぎないようにすると上品です。
6. 長持ちさせる工夫
- 水は毎日か2日に1回替えて、そのたびに茎の先を少し切り戻します。
- 咲き終わった花や傷んだ葉はこまめに取ります。
- 直射日光、暖房やエアコンの風が当たる場所は避けます。
- 切り花延命剤を使うと、さらに長持ちします。小菊は適切に管理すると、2週間前後は楽しめます。
7. 喜ばれる飾り方・贈り方
- 玄関やリビングなど、目につく場所に1〜2か所飾るのがおすすめです。
- 食卓には低めに小さく生けます。菊は独特の香りがあるので、食事の邪魔にならない程度にします。
- 余った分は小さな花瓶やコップに生けて、トイレや洗面所に置いても喜ばれます。
- お裾分けにするなら、切り口を濡らしたキッチンペーパーとアルミホイルで包み、新聞紙で巻くと持ち運びやすく、手作りの素朴な花束になります。
11月は小菊の盛りで、庭の花を切り花にして季節を楽しむのにちょうどよい時期です。ほかの花瓶にも同じ要領で整えてみてください。
