冷たい夫の態度に耐かね、木村家を飛び出した珠。
第9回では、逃げ帰ってきた珠を叱らない父・清治の意外な反応や破断の裏事情、そして年の瀬に暗雲をもたらす父の急病という怒涛の展開が描かれました。
『ブラッサム』第9話の登場人物・キャスト紹介
【葉野家の人々】
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葉野 珠(はの たま) / 演:石橋静河 祝言からわずか三日で実家へ逃げ帰り、蔵に身を隠していた。「なぜ叱ってくれんのか」と戸惑いつつも、体調を崩した父を健気に看病する。
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葉野 清治(父) / 演:渡部篤郎 戻ってきた珠を叱るどころか「まぁええ」と優しく受け入れる。木村家との破断を成立させるが、酷い咳と病状悪化で床に就く。
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葉野 リョウ(継母) / 演:国仲涼子 「病気の時くらい大人しくしてください」と清治を諭し、看病に心を砕く。
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葉野 守(弟・中学1年生) / 演:中須翔真 病気にもかかわらず出かけようとする父を押し留めて床に就かせる頼もしい一面を見せる。
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葉野 俊子(妹) / 演:徳丸心結
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葉野 英男(弟) / 演:徳丸夏輝
【女学校・ご近所・医師】
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角田 忍(教師) / 演:木竜麻生 同人誌の件で珠と気まずくなっていたが謝罪し仲直り。「無理強いしたら三日で戻る」と清治に助言し、破断のきっかけを作っていた。
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岩田 梅 / 演:松本穂香 父の病気を聞き、滋養がつくようにと野菜を差し入れてくれる心優しい幼なじみ。
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岩田 カツ / 演:楠見薫
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徳一 / 演:井上拓哉
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医師 清治を診察し「厳しいかもしれん」と家族に漏らす。
第9話のあらすじ・ストーリー詳細
1. 蔵の中の再会と、叱らない父
木村家を飛び出した珠(石橋静河)は、ひっそりと実家へ戻り、蔵の中に隠れていました。発見した家族や周囲が驚愕する中、珠は父・清治(渡部篤郎)の前に進み出ます。
「帰ってきてしまいました……」と深々と頭を下げて謝る珠。厳格な父からの怒号を覚悟していましたが、清治の口から叱る声は出ませんでした。
「なぜ怒らんのですか? 祝言の日から、旦那さんから目も合わせてもらえんかったのです」と尋ねる珠に対し、清治は「分かった、もうええ」と優しく静かに繰り返すだけでした。
「とと様はなんで怒らんかったんじゃろ……」と不思議に思いながら学校へ向かい、三日で戻ったことを友達に話すと「よく勘当されなかったね」と驚かれます。忍先生(木竜麻生)も「もしかして、お父様は珠さんを本当に大切に思っているんじゃないのかしら」と語り、同人誌の件を珠に謝罪して二人は無事に仲直りしました。
2. 明かされた破断の裏事情と忍先生の機転
家に戻った珠は、体調の悪そうな清治を気遣いながら再び尋ねます。 「なぜ怒らないのですか? 怒らせたいとでも思っておられるのですか?」
清治は「破断の話は着いた。向こう(木村家)にも落ち度があったと謝っていた」と明かします。
実はこれには忍先生の助言がありました。「無理強いして嫁がせても、三日で戻ってきてしまいますよ」と忍先生から説得された清治は、珠の幸せを思って強引な祝言を撤回していたのです。
直後、清治は激しくむせて咳き込みます。驚いた珠は弟の守(中須翔真)にお医者様を呼びに行かせました。駆けつけた医師からは「消化の良いものを食べさせるように」と告げられます。
3. 忍び寄る病魔と、年の瀬の異変
幼なじみの梅(松本穂香)が「滋養がつくように」と野菜を差し入れてくれるなど、周囲の温かさに支えられる葉野家。病気にもかかわらず出かけようとする清治を守が押し留めて床に就かせ、母・リョウ(国仲涼子)も「病気の時くらい大人しくしてください」と諭します。
しかし、年の瀬を迎えても清治の病状は一向に良くなりません。 清治は診察に来た医師に「帰れ!」と言い放ち、頑なな態度をとります。
珠が「何か用意しましょうか? りんごは?」と尋ねると、清治は「剥いてくれ」とぽつり。珠が洗ったりんごを剥く準備をしている間、医師は「かなり厳しいかもしれん……」と家族に命の危険を告げます。
その時、起き上がった清治はまるで亡霊でも見たかのように「みすぼらしい……」とうわ言を呟き、亡霊に抵抗するかのように、フラフラと寒空の外へ出て行ってしまうのでした。
まとめ・感想
三日で戻ってきた珠を怒らず、裏で破断の手続きを進めてくれていた父・清治の不器用な愛に胸が熱くなったのも束の間、ラストは父の命を脅かす急病という衝撃的な展開となりました。
普段は「放蕩無頼」を気取り、素直になれない清治が見せた弱さと、亡霊から逃げるように外へ出て行った姿——。
寒風の吹く年の瀬に家を飛び出してしまった清治は無事なのか、そして珠やりんごを剥く母・リョウたちの運命はどうなるのか。第10話の放送が心配でたまりません!
