前回のカナリアの観察から書き上げた作文宿題「父」。
第4回では、ヒヤヒヤの授業参観で明かされた父・清治の本当の評価と誇らしげな姿、そして一転して訪れるカナリア失踪事件と母・リョウの不在という波乱の展開が描かれました。
『ブラッサム』第4話の登場人物・キャスト紹介
【葉野家の人々】
-
葉野 珠(少女時代) / 演:村上蘭 自分の作文が次の授業で発表されると知り驚愕する。父の前で「放蕩無頼ではない」と観察眼に満ちた作文を読み上げ、父を喜ばせる。カナリアがいなくなり落ち込む父のため、一人街へ探しに飛び出す。
-
葉野 清治(父) / 演:渡部篤郎 珠の作文発表を聞きに授業参観へやってくる。作文の内容に大満足し、八百屋で周囲に見せびらかすほどはしゃぐが、大切にしていたカナリアが逃げると激怒。その後深く落ち込んでしまう。
-
葉野 リョウ(継母) / 演:国仲涼子 清治がカナリアの餌やり後に窓を閉め忘れたことで逃げ出してしまい、大惨事に。「えらいことになった」と青ざめる。清治の激しい叱責の後、姿を消してしまう。
【ご近所・街の人々】
-
岩田 カツ(八百屋のおかみさん) / 演:楠見薫 娘の作文を嬉しそうに持ち歩いて自慢する清治を見て、「清治さん、はしゃいどるねえ」と温かく見守る。
第4話のあらすじ・ストーリー詳細
1. 驚きの発表指名と、父への授業参観の案内
授業で自分の作文が発表されると聞いた珠(村上蘭)は、「えっ!」とびっくり仰天。
帰宅後、母・リョウ(国仲涼子)と父・清治(渡部篤郎)にそのことを報告します。「お父様について書いたので、授業参観に来ていただいてもええです」と伝える珠に、清治は「何について書いたんじゃ」と気のない素振りを見せます。
2. 授業参観での発表と、父の隠しきれない喜び
授業参観当日。教室で生徒たちが順番に作文を発表していきますが、最初は清治の姿はありませんでした。
しかし、いよいよ珠の出番となったその時、清治がすっと教室に入ってきます。
緊張の中、珠は作文を読み始めます。 「父はよく叱ります。それは私たちが務めを果たしていないからです。言い訳や誤魔化しは許されません。世間では仕事もしない放蕩無頼(ほうとうぶらい)の徒と言われることもありますが、夜厠(かわや)に向かうとき、カナリアを見る父の顔には見たこともない優しさがありました。私が見る限り、どこにも放蕩無頼の姿は見当たりません」
飾らないけれど父の本質を突いた素晴らしい内容に、清治は深く感じ入ります。
学校を出た後、神社の石段に座った清治は「よく書けておる」と珠を深く褒め称えます。すっかり嬉しくなった清治はそのまま八百屋へ向かい、通りすがり 街の人々に「これを見ろ」と作文を見せびらかして大はしゃぎ。八百屋のおかみさん(楠見薫)も「清治さん、相当はしゃいどるね」と笑うのでした。
3. カナリアの失踪と、母・リョウの失踪
しかし、幸せな時間は長く続きませんでした。 リョウがカナリアに餌をあげた際、うっかり窓を閉め忘れてしまい、大切なカナリアが空へ飛び去ってしまったのです。
カナリアがいなくなったことを知った清治は、大剣幕で母・リョウを叱りつけます。リョウは「えらいことになった…」と青ざめ、怒り狂った清治は外へ探しに出かけますが見つかりません。
学校から珠が帰宅すると、家では父がすっかり意気消沈して落ち込んでいました。
「カナリアがおらんようになった……。母もいなくなった。実家にでも帰ったんだろう。お前だけ置いて逃げおった」
激しく落ち込み、母を責める父の姿を見た珠は、固く決意します。
「私がカナリアを探してきます!きっと見つけて帰ってきます!」
珠は力強く言い切り、暗くなりかけた街へカナリアを探しに飛び出していくのでした。
まとめ・感想
参観日での作文発表から八百屋での自慢話まで、父・清治の人間味が溢れる前半から一転、後半はカナリアの失踪と母の不在という怒涛のサスペンス展開となりました。
普段は頑固な父が、カナリアを一心不乱に愛でていたからこそ、失ったショックの大きさが痛いほど伝わってきます。そして、置手紙もなく姿を消した母・リョウの真意とは……?
珠は無事にカナリアを見つけることができるのか、そして母は戻ってくるのか、第5話の展開から目が離せません!
