蔵の中で明かされた読書の喜びと、継母・リョウのあたたかな思いから一夜——。
第3回では、家業や仕事に縛られず「一生自由に暮らす」と宣言する父・清治の型破りな素顔と、なかなか進まなかった作文宿題「父」がついに完成するまでが描かれました。
『ブラッサム』第3話の登場人物・キャスト紹介
【葉野家の人々】
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葉野 珠(少女時代) / 演:村上蘭 暗い蔵の中で朝を迎えるが「平気じゃ」と気丈に振る舞う。出された作文の宿題「父」に頭を悩ませるが、朝の父の意外な姿を見て筆を走らせる。
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葉野 リョウ(継母) / 演:国仲涼子 朝一番に蔵の鍵を開け、冷え込んだ蔵にいた珠を心配する。「無理して書かんでええよ」と、作文に苦悩する珠を静かに見守る優しい母。
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葉野 清治(父) / 演:渡部篤郎 本家に家督を譲り毎月手当をもらって暮らしている。兄から「やっと働く気になったそうですね」と期待されるも「仕事はする気なし、一生自由に暮らす」と言い放つ型破りな男。酒を切らすと夜でも珠にお使いを頼む。
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彦松(清治の兄 / 本家) 清治の兄。赤子が生まれた清治に「落ち着いたら働いてはどうか」と本家の気持ちを伝えに来るが、清治の自由人ぶりに呆れ顔を見せる。
【女学校・友人】
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岩田 梅 / 演:松本穂香(幼少期役) 珠の幼なじみ。作文「父」をすでに書き上げ、「うちの父親の真似して書いたら?」と珠にアドバイスを送る。
第3話のあらすじ・ストーリー詳細
1. 蔵の中の朝と、書けない作文
寒さの残る蔵の中で目を覚ました珠(村上蘭)。心配した母・リョウ(国仲涼子)がすぐに鍵を開けて様子を見に来ますが、珠は「さむうなかった。平気じゃ」と強がります。
登校中、幼なじみの梅ちゃん(松本穂香)と作文の話になります。梅ちゃんはすでに「父」という題の作文を書き終えており、「書けんのなら、うちのお父ちゃんを真似して書いたら?」と助言してくれますが、珠の父・清治はあまりにも独特で、簡単に真似できる存在ではありませんでした。
2. 「一生自由に暮らす」型破りな父
ある日、本家の兄・彦松が葉野家を訪ねてきます。 清治(渡部篤郎)はかつて本家に家督を譲る代わりに、毎月お金を受け取る約束をしていました。彦松は「赤子も生まれたことだし、落ち着いたらそろそろ働いてはどうか。本家の皆の気持ちだ」と助言します。
清治は「解った。明後日の夜、酒屋で一杯やりながら話そう」と返事をしますが、夜になり座敷で兄と向き合うと、とんでもない本音を炸裂させます。
「どんぶりを開けたらひよこが飛び出し彦松はびっくり仰天。私は仕事をする気など一切ない。一生、自由に暮らす!」
兄・彦松や周りが「やっと働く気になった」と喜んだのも束の間、清治はハッキリと就労を拒否。兄は「お前の窮屈さは相変わらずじゃな…」と不機嫌そうに帰っていきました。
3. 夜道のお使いと、カナリアが教えてくれた答え
夜、酒を切らした清治は珠を呼び出し、酒とつまみの買い出しを言いつけます。珠は頼まれた品々を忘れないよう、暗記しながら夜道を歩いて買い物へ向かいます。
無事に買って帰ると、清治は「注文通りじゃ」と言うのみ。褒めるわけでもなく、当たり前といった様子です。
夜、机に向かっても作文はひとつも進みません。 「あまり喋らんし、何を書いてええかわからん…」と頭を抱える珠に、リョウは「無理して書かんでもええよ」と寄り添い、先に床に就きます。珠も悩んだまま、いつの間にか寝入ってしまいました。
4. 完成した作文「父」
ふと目を覚ました珠。 ふと見ると、朝の光の中で父・清治が楽しそうにカナリアと戯れて遊んでいました。
普段は厳格で、働かず自由に生きると言い張り、酒ばかり飲んでいる父。そんな父が、愛らしく鳥と戯れている不思議で温かい姿——。
その光景を目にした瞬間、珠の頭の中でパズルのピースがハマります。 珠は静かに筆を取り、見たままの父の姿とカナリアの様子を作文に書き綴るのでした。
まとめ・感想
世間の常識にとらわれず「一生自由に暮らす」と宣言する父・清治の豪快さと、そんな父をありのままに観察して描いた珠の観察眼が光る素晴らしい回でした。
「うちの父はどんな人か」という問いに対して、飾った言葉ではなく「朝、カナリアと遊ぶ父の姿」を素直に書いた珠。この日常をありのまま捉える感性こそが、のちに作家となる葉野珠の原点なのかもしれません。
出来上がった作文が学校でどう評価されるのか、第4話の放送も楽しみです!

