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【風、薫る】第73話あらすじ&見どころ解説!とよさんの大往生と、りんを救う直美の「生身の包帯指導」——「看護とは何か」迷宮のなかで手を取り合う二人【朝ドラ感想】

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みなさん、こんにちは!『風、薫る』公式ファンブログへようこそ。 水曜日に放送された第15週・第73話は、涙なしには見られない長屋のとよさんの看取り、そして「看護の自信」を完全に失ってしまったヒロイン・りん(見上愛)に対し、親友であり新・取締役の直美(上坂樹里)が寄り添う、あまりにも尊く美しい絆が描かれた回となりました。

人間の尊厳、そしてナースである前に一人の人間としての葛藤がこれでもかと胸に迫る本話を、今日も熱く深く振り返っていきましょう!

語り(ナレーション)で振り返る、今週のあらすじ

激しく玄関のドアを叩いたのは、長屋の忠でした。とよさんの容態が急変したのです。 直美がすぐさま支度を整えて出掛けようとしたその時、心が壊れかけていたりんが「私も行く」と声を絞り出しました。

長屋に到着し、「直美です、入ります!」と病床へ駆けつける直美。 「呼んでくれないなんて、水臭いじゃないの……」 優しく声をかけながら、とよさんの額に手を当て、その後、脈を取ります。喉の渇きを訴えるとよさんの口元を濡らしてあげる直美。その様子を見た長屋のきくさんが「喉が渇いていたんだねぇ」と呟いた瞬間、りんの脳裏に「喉が渇いた、飯はいつ食べられる?」と言っていた、あの亡き山本さんの姿がフラッシュバックします。激しい過呼吸を起こし、その場に頽れてしまうりん。 長屋の大家は「とよさんのために、看護婦が二人も来てくれているよ」と声をかけ、忠が懸命に足を揉み続けますが、やがてその時が訪れました。

「忠……忠、もういいよ」 直美の静かな制止。とよさんは穏やかな、良い顔をして息を引き取っていました。 「何もできなかった……」と悔やむ直美に、大家は「このしみったれ長屋で、みんなに見守られて大往生だよ」と温かい言葉をかけるのでした。

病院へ戻った直美は、医師からりんの様子について尋ねられます。「やる気はあるけれど、身体が……」と庇う直美に、医師は「君は甘いなぁ」と一言。病院での最先端治療を受けさせたかったと悔やむ直美に、医師は「何が正しいのかは、誰にも分からない」と告げるのでした。

その頃、りんは一人、震える手で包帯を巻く練習をしていました。そこへ直美がやってきます。 「生身の身体で練習しないと、意味が無いでしょう」 直美は自らの腕を差し出し、過呼吸になりそうなりんの呼吸を優しく整えながら、包帯の巻き方に寄り添います。 「看護とは何か、看護婦として、人間として分からなくなった。私は間違ってばかりで……」 涙を流すりんに、直美は「私だって、りんと同じことが起きたらどうなっていたか分からない」と本音を打ち明け、とよさんの最期を想い出しながら、今夜の当直を代わろうかと提案します。りんは「大丈夫」と言いますが、直美は「責任持てる?」と新・取締役としての厳しい、しかし愛のある目で顔を見つめ、最後は「分かった」とりんの意志を尊重するのでした。

その後、直美が団子屋へ向かうと、そこには忠がいました。とよさんの思い出を語り合う二人のもとへ、りんの異変を聞きつけたシマケンが、今にも張り裂けそうな心配顔で姿を現します。 その頃、静まり返った夜の病院で、りんはただ一人、自分の両手を見つめながら、深い深い思考の海に沈んでいくのでした――。

【一視聴者の熱い叫び】ここが泣ける!見どころ激アツ考察

① 「しみったれ長屋の大往生」が描く、もう一つの看護のカタチ

山本さんの時は「病院を抜け出して我が家で最後の時間を過ごす」という規律違反の末の結末でしたが、とよさんの最期は、長屋の住人や大家、そして忠と直美たちに見守られた「畳の上での大往生」でした。最先端の病院での治療だけが医療ではない。大家さんの「みんなに見守られて大往生だ」という言葉は、直美だけでなく、過呼吸を起こすほど苦しんでいたりんの心にも、静かに染み渡ったはずです。

② 直美の「生身の腕」での指導に涙腺崩壊!これぞ本当の戦友

山本さんの死を引きずり、脈も取れず包帯も巻けなくなってしまい、一人で人形相手(あるいは虚空)に練習していたりん。そこに「生身の身体でやんなきゃ意味がない」と自分の腕を差し出した直美……もうこのシーンは今週最高のベストコンビネーションでした! かつては反発し合っていた二人が、今や同じ痛みを分け合う「ナースの戦友」として、プライベートの同居生活だけでなく現場でも魂で支え合っている。上坂樹里さんの凛とした包容力と、見上愛さんの震える演技のぶつかり合いに鳥肌が止まりません。

③ 「責任持てる?」取締役としての直美の覚悟と、シマケンの心配顔

当直を変わると申し出た直美に対し、「大丈夫」と答えたりん。そこで直美が放った「責任持てる?」という言葉は重かったですね。単なる友達としての優しさではなく、患者の命を預かるトップ(取締役)としての厳しい一言。それを引き受けたりんの目を信じて「分かった」と任せる信頼関係が熱いです。 そしてラスト、団子屋に現れたシマケン(佐野晶哉)のあの心配そうな顔!直接病院に押し掛けるのではなく、直美たちからそっと様子を聞こうとする不器用な優しさが愛おしいです。シマケンの存在が、りんの「止まった手」を動かすキッカケになってほしい!

今週のまとめ:自分の手を見つめるりん、ここからが本当の再生へ

第73話は、とよさんの死という哀しみを通じ、りんと直美が「何が正しいのか分からない」という医療の本質的な壁にぶつかりながらも、お互いの手を取り合って暗闇を進もうとする姿が美しく描かれました。

ラストシーン、夜の病院でじっと自分の手を見つめていた一ノ瀬りん。 かつて多くの命を救い、ツヤを導き、ヒデを震え上がらせたあの頼もしい「ナースの手」は、山本さんの死の呪縛を解き放ち、再び患者の脈を正しく刻むことができるのでしょうか。

見守る直美、そして駆けつけたシマケンの想いはりんに届くのか。 明日、一歩を踏み出すヒロインの姿を信じて、次回の放送を楽しみに待ちましょう!

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