Drama朝ドラ風薫る

【風、薫る】第14週(第66話〜第70話)完全プレイバック!「天職」に挑むナースたちの光と影——ヒデの挫折、無念の降格、そして規律を越えた命の逃避行!

Drama
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養成所を卒業し、プロのトレインドナースとして歩み始めた一期生たち。しかし、第14週は「病院の無責任な過負荷システム」の歪みが一気に噴出し、りんと直美の環境が激変する波乱の1週間となりました。

エリート生徒の挫折から、前代未聞の“病院脱走”へと繋がった、涙なしには見られない激動の5日間を各回ごとに熱く振り返ります!

【第66話】「私、看護婦になりたくない」エリート生徒・ヒデの衝撃の退学宣言

放送日:6月29日(月)

◆ 第66話のあらすじ

ツヤの解雇から2ヶ月。街が「大日本帝国憲法発布」の報道に沸く中、りんは自宅に帰れないほどの激務と指導に追われていました。一方、直美はかつて「おはぎを全没収」した失敗から学び、手術を前に「一口だけ食べたい」と願う患者のために、小さく切ったおはぎを差し入れるという臨機応変な素晴らしい看護を見せます。 しかし、その完璧すぎる講師たちの姿は、生徒たちに重圧を与えていました。講義後、りんはヒデから「先生にとって看護婦とは何か」と問われ、「天職にしたい。楽しいの」と笑顔で答えます。ですがその夜、ヒデはりんと直美の前に立ち塞がり、「一ノ瀬先生のようにはなれない。私、看護婦を辞めます。なりたくありません!」と衝撃の告白を突きつけるのでした。

◆ 第66話の見どころ&考察

直美の「小さなおはぎ」という成長に感動した直後、りんの「天職・楽しい」という純粋な熱意が、優秀ゆえにシステムの本質(自己犠牲のブラック労働)を見抜いてしまったヒデを追い詰めてしまうという、非常にリアルで皮肉な心理描写が描かれた神回です。

【第67話】ヒデの旅立ちと、非情なトカゲの尻尾切り。りん「取締役解任」の無念

放送日:6月30日(火)

◆ 第67話のあらすじ

「一人で生きるためにナースを目指したが、別の夢を探しに行く」と言い残し、ヒデは正式に去っていきました。落ち込むりんに、挨拶に訪れた虎太郎は「去る者には事情がある」と大人の視野で優しく寄り添います。 しかし病院経営陣は冷酷でした。副院長は「一番成績の良かった生徒が辞めた」責任を全てりんに押し付け、りんは【看護婦取締役】を解任され、平の看護婦へと降格処分になります。後任の取締りには直美が就任。りんは悔しさを堪え「直美さん、よろしくお願いします」とバトンを託します。その夜、久しぶりに帰宅できたりんは娘の環に絵本の読み聞かせを。一方、新たな取締となった直美は長屋で炊事をしていましたが、長屋の大家は彼女の背後に忍び寄る影を心配していました。

◆ 第67話の見どころ&考察

病院のリスク管理を全てナースに丸投げする経営陣の無責任さが浮き彫りに。しかし、厨房でりんと直美が並んで作った「大きなおにぎり」を食べるシーンには、形は変われどお互いをリスペクトし合う二人の温かい連帯が溢れていました。

【第68話】奇妙な同居スタート!クズ男・小日向の再登場と“浦崎八幡”の謎

放送日:7月1日(水)

◆ 第68話のあらすじ

母・美津の粋な計らいで、奥田家に直美も一緒に住むという「奇妙な同居生活」が始まります。身体を動かすのが得意なりんが荷造りをし、テキパキとした直美が指図をするという見事な連携で引っ越しは大成功。一方、シマケンは小説『浮世の翼』をきっかけに新聞社から依頼された「書評」の仕事が大ブレイク!大量の本に囲まれる文化人へと成長します。 しかし、直美の前にあの詐欺師の元恋人・小日向が再び現れます。憲法発布に便乗した詐欺で稼ぐ小日向は、「お前の生まれ故郷の『浦崎八幡』は地元では安産祈願の場所らしい。お前は安産を願われて生まれてきたようだな」と、直美の出生の秘密をチラつかせ脅迫。不穏な影が迫る中、平ナースに戻ったりんは、手術を控えた患者の山本さんから逆に励まされ、現場で元気を取り戻します。そして夕暮れ、団子屋の通りでりんとシマケンは運命の再会を果たすのでした。

◆ 第68話の見どころ&考察

捨て子だと思っていた直美に「誰かに望まれて生まれてきた」という出生の謎(浦崎八幡)が浮上。シマケンが直接渡せなかった想いを直美経由の「紙飛行機」に託す演出も、切なくもロマンチックで最高でした!

【第69話】シマケンとの穏やかな時間から一転。山本さんを襲う「がん再発」の絶望

放送日:7月2日(木)

◆ 第69話のあらすじ

団子屋の前でシマケンと笑顔で会話するりん。「大事な時に間違いばかり」と凹むりんに、シマケンは「看護に専念できるのは喜ぶべき。一ノ瀬さんは看護が本当に好きなんでしょう」と優しくその本質を肯定します。病院では、かつて直美がおはぎを没収した軍人・吾郎がやってき、直美の芯の強さを「ただ者じゃない、尊敬している。また会いに来る」と直美に話します。 しかし直後、一度は退院したはずの山本さんが、激しい苦痛とともに再入院。がんの「再発」でした。取締役の直美は担当にりんを指名。山本さんは「花火の日に妻と牛鍋を食べる約束がある、手術を2週間延ばせないか」と懇願しますが、一刻を争うため即手術へ。医師は「あとは本人次第」と苦渋の表情。意識を取り戻した山本さんは一言、「がんが広がったんだろう」と呟きます。患者に事実を告げられない時代の葛藤の中、りんは「意識が混濁されているのですね」と優しい嘘を吐き、たまらず病室を飛び出すのでした。

◆ 第69話の見どころ&考察

シマケンの「なってしまって!」と照れる可愛さと最高の理解者ぶりにキュンとしたのも束の間、後半のがん再発の現実に心が押しつぶされそうに。夫婦の「花火の日の牛鍋」というささやかな願いが、観る者の涙を誘います。

【第70話】規律を越えたナースの反逆!花火の夜、りんが選んだ「命の選択」

放送日:7月3日(金)

◆ 第70話のあらすじ

山本さんの「嘘を付けるんだなぁ」という切ない呟きに耐えながら、懸命に看護を続けるりん。病室の外で妻に告げられたのは、「このまま最期を迎えることもあり得る」という残酷な宣告でした。新居で直美が淹れてくれたお茶を飲みながら、「大切なのは、残された者たちが悔いを残さないようにすること」と語るりん。 そして約束の一週間後、地元の夜空に大輪の花火が上がる日がやってきます。「今日だけ家に帰らせてほしい」と願う山本さんに、医師は「命の保証ができない」と冷たく断ります。山本さんは妻を想い、りんに「あんたが見逃してくれたらいい。助けてください」とりんに向かって涙を流し、深く頭を下げて懇願します。その命の叫びを受け止めたとき、りんの心が動きました。夜空に花火の光が広がる中、りんは山本さんの手を引き、病院を抜け出すという前代未聞の“脱走”を敢行するのでした――。

◆ 第70話の見どころ&考察

これぞ『風、薫る』の歴史的な神回!かつて「規則を守るのがナースだ」と批判され降格させられたりんが、最後に選んだのは「規則よりも、目の前の人間の生きた証(最後の牛鍋)を守る」という、愛に満ちた最大の反逆でした。見上愛さんの魂の演技に、全視聴者が涙腺崩壊した瞬間です。

第14週全体のまとめ:不条理な浮世を蹴破る、優しきナースの「翼」

第14週は、病院という組織の冷酷なルールや過負荷なシステムに翻弄されながらも、りんと直美がそれぞれの場所で「本当の看護とは何か」を掴み取る、非常に密度の濃い1週間でした。

かつてシマケンが紡いだ『浮世の翼』のタイトルの通り、理不尽な不条理(浮世)の中で、りんはついに病院の規則という籠を飛び出し、患者の願いを叶えるための「翼」を広げました。

無断で患者を連れ出した平ナース・りんに待ち受ける、病院からの処分は? そして、二人の背後に迫る詐欺師・小日向の陰謀と、直美の出生の秘密とは? 激動の第15週からも、絶対に目が離せません!

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