赤ひげに興味を惹かれ、気が付けば見ているひとりです。
赤ひげは黒澤明監督が作成した大人気映画です。
過去は、NHKBSプレミアムとNHK総合で放送されていました。
人気が高いので再放送も何度も行われています。
人気の秘密は、江戸時代の貧しい庶民と診療所を舞台に、
担ぎ込まれる患者と治療に携わるお医者さんと主治医で
赤いあごひげを持つあだ名が赤ひげです。
診療所(小石川療養所)は患者の治療に携わる3人の医師と
患者の衣類や手術の汚れものや食事の世話をする3名女衆が
関わり周辺の人達を支える人生ドラマが展開されます。
この診療所を開設した主治医新出去定は余計な事を言わない、
あごひげが赤い事から赤ひげとも呼ばれていた。
一つのシリーズで7話前後毎週放送される時代劇ドラマでした。
NHKプラスでも今は見る事が出来ません。しかし
登場人物(キャスト)
主なキャストは医師役は新出去定他3名と賄い担当女3名で、
毎回庶民が何かしらの病気やケガで療養所に担ぎ込まれる
主な登場人物と役柄
- 新出去定主治医役(船越英一郎)は小石川療養所の経営を携わり、
赤ひげと呼ばれた。 - 新人弟子医師保元登(中村蒼)は小石川療養所の新人医師であり
オランダ医学を3年学んだ経験を持ち、小石川養生所に来た。
独身で何かと主治医赤ひげに反抗する。
赤ひげから庶民の困り事を診るように指示を出される。 - 経験を持つ医師森半太夫役(古舘雄太郎)は糞まじめな冗談が通じない青年医師
- 経験を持つが中途半端な医師役津川源蔵(前田広輝)は赤ひげに不満を持ち、
時折台所に行ってはあぶらを打ったり、悪い想像をしたりして女衆に入り込む。 - お杉(大後寿々花)は診療所の特別建屋に入院している庄屋の娘の看護を担当。
人柄がよく人を悪くは言わない好まれる性格で保元が色々と話しかける存在。 - お常(山野海)は台所の使用人、古株だが噂話が好きな井戸端会議衆の一人。
- お雪(真凛)も台所の仕事を行う使用人、噂話に話しを咲かせる井戸端会議衆の一人
- お光(久保田磨希)も台所の仕事を行う使用人で言葉少ない女
・まさを(奈緒)は保元登のいいなずけの妹だが、
診療所に何度も訪ねて来て保元登と話しをする。
次第にまさをは保元登の人柄に惹かれて好意を持つ。
小石川療養所の周辺の住民がけがや病気にかかっては
村民に担ぎ込まれ治療を受ける。
貧しいものからは一切の治療費を貰わないという運営だから
経営は厳しい。
しかし療養所を運営するには軍資金が必要だが大金持ちの大店から高額の治療費を請求し療養所の運営費用を賄っていた。
共感シーン保元登とまさを
保元登がオランダ医学を学びに長崎に行くと決めた後
いいなずけのちぐさは保元登を待てないと断ち切った。
3年後、学んだオランダ医術を発揮しようと江戸に戻ると
自分の期待とは別に小石川療養所に行けと父親から命じられ
赤ひげの元に現れる。
不本意と感じる保元登は赤ひげ事新出去定に反抗し、
医者の服を着ることすら拒み続けた。
ある日離縁したちぐさの妹まさをが訪ねて来る。
保元登はお杉とまさをに優しく接していた。
その後まさをは何度も診療所を訪ねて色々な話しをする様になった。
お互い心を惹かれて親は保元登にまさをさんを嫁にする事を望んだ。
親からの手紙を読み親の意向を知ると保元も、その気になる。
しかし、まさをの親は給金も良く安心な公医を勧めたが
保元登は小石川療養所に勤め続けるという。
保元登はお嬢様育ちのまさをに対し、
苦労が多く安い給料の自分には向いていないと
と決めつけていた。
しかし、まさをは勝手に出来ないと否定するなと
結婚を決意していた。
赤ひげ新出去定は保元登夫婦の事を思い、
収入的にも安定した医者の暮らしを勧めるが
保元登はあくまでも診療所で学び続けたいと言い何度もぶつかった。
保元登とまさをの意思を尊重し、結婚してからも小石川療養所に
勤める事で合意し祝言を決める事になる。
共感シーン保元登とおすぎ
オランダ医学の学びを終え小石川療養所に勤め始めた保元は、
勤め先や赤ひげに不満でいつも機嫌が悪かった。
医者の服も着る事を避け反発していた。
診療所の一角に特別宿舎が設置され心の病の病人がいた。
その病人の看病を専門に担当するのが商人の娘の家に雇われていた
お杉という女だった。
お杉はその娘を快く思い、進んで看病をしていた。
そんな様子を見ていたある日、保元が声を掛けた。
次第に心に安らぎを感じるように変わっていく。
お杉(大後寿々花)の微笑みと人間性に心を開いていく。
概略あらすじ
小石川療養所は平屋で板の間の宿舎で幾つもの部屋があり、
軽い患者は日帰りで、症状によって期間無期限の入院もある。
大きなけがや傷口が開いた患者には、麻酔無しで傷口の縫合も行う
診療所だ。
その手術に当たるのは赤ひげであり、患者を押さえつけるのが
他の3名の医師である。
江戸時代の手術は麻酔が無いので痛みにより患者が暴れ、
医師が蹴飛ばされたりしながらも手当てを行う。
薬は漢方薬を手作りして患者に処方する。
患者の食事は使用人3人の女衆が担当し、同じものを医師達も食す。
患者は貧しい人が多く支払う能力もないので無料で手当てを行い治す。
当時は江戸時代であり、十分な医療や治療薬も少なく、
肺結核(労咳)等は死ぬ病であり、治せなく命を落とす
患者も多かった時代だった。
人情や情けに感動する喜んだり悲しんだり、
心を揺さぶられる時代劇ドラマです。
1シリーズ7~8回構成でテレビで放送されてきました。
2022年9月は赤ひげ3をBSプレミアムで金曜日8時からと
日曜日18:45分~再放送で放送。
今後も次回作が予定され製作中です。
赤ひげ4は2022年11月4日BSプレミアムで20時~放送。
赤ひげ3で女性医師として誕生したつぐみも登場します。お楽しみに
時代劇ドラマ赤ひげまとめ
赤ひげは山本周五郎原作を黒澤明監督が制作した本格的な
時代劇ドラマで三船敏郎、加山雄三が登場した作品です。
その後NHKが赤ひげを製作し、赤ひげ2、赤ひげ3と制作し
2022年は赤ひげ4を作り再放送も行うなど好評を博した
本格的な時代劇ドラマです。
因みにNHKオンデマンドでは全て見る事が出来ます。
決して奇抜な事は無いですが江戸時代に医院の先駆けとして
個人診療所こと小石川療養所を作り、この時代生活困窮者も多く、
お金が無くて医者にかかる事が出来ない事情もあった時代だ。
そんな中に赤ひげと呼ばれる新出去定(船越英一郎)が
無料の病院(診療所)を開設し自分の知る限りの治療を行っていた。
無料で診療を行っているので庶民は大助かりだが、
治療に当たる医師や使用人のお給金も最小限だった事だろう。
そういう環境での日常だから喜びや悲しみは視聴者の共感を呼び
人気を呼び次作作成につながっていると感じる。
赤ひげ4が2022年11月4日BSプレミアムで20時から放送予定が
組まれています。お楽しみに。
国内ドラマおすすめ赤ひげはU-NEXTで放送されています。
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