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家庭菜園でかぼちゃの受粉は必要?苗を買い受粉の時期とやり方

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家庭菜園で胡瓜や茄子やトマトなどに加えて南瓜(かぼちゃ)を加えて苗を購入し育てます。かぼちゃは、土に合うととても成長が早く、幹が延びながら枝を出し全方位に育ちます。一般の住宅の畑や空き地ですとスペースが狭いので、つるが延びて広く育つかぼちゃは、家庭菜園には不向きと思われる方が多いと思います。でも無農薬で愛着を持ち育てたかぼちゃは味も違うと思います。それと家庭菜園をして気になるのが受粉です。通常は自然に受粉がされてきましたが、今では受粉の働きに貢献してくれる蜂が激減して、自然の受粉では純出来ない事が起きています。かぼちゃとして食べるには受粉し果実が大きくなり、軸が固くならないと食べ頃になりません。肝心要の受粉なども含めてかぼちゃ作りを説明していきます。

南瓜の苗の植え付け時期と育て方

かぼちゃの原産地は諸説あるという事を聞いていますが、メキシコは有力みたいですね。以前メキシコに行った時も良く見かけました。日本のかぼちゃの旬は夏ですが、現代では一年中店頭に並び旬が分かりにくいかもしれません。南瓜は夏野菜で緑黄力野菜です。苗から育てるなら25℃以上になってからがおすすめです。苗が店頭に並ぶのはホームセンターなどの理由で4月上旬ごろから販売されますが、遅霜の被害を受けない様に八十八夜以降の5月連休明けが安心でしょう。

土はph5~6.5でやや酸性度を好みます。また水はけのよい土を好みますので、高畝にしたり工夫し育ちやすい環境を用意しましょう。

種から育てるなら、種を購入するか前年収穫した南瓜の種を乾燥させ保管し土温上昇を待って種まきをします。苗は先ほど述べたように5月連休明けがおすすめ移植したら水をたっぷり散水する事で根月を良くします。根がなじみ、肥料のバランスが良ければ、みるみる成長します。

かぼちゃ作りには人工授粉は必要か?

南瓜が食べれる大きさに育てるには、受粉が無ければ果実はできません。受粉は過去は放置しておいても自然界にいる蜂が蜜を採取する行動を行う時に蜂の体に着いた花粉を雌花の密を吸う時に着いて受粉がされました。今では農薬散布の影響と思われますがミツバチをはじめ蜂が減少しており自然任せの受粉確率がかなり減少しています。そこで登場するのが人工授粉です。リンゴや梨の人工授粉をテレビなどで見られた方もお思います。他の果実も同様人工授粉が必要な時代になっています。受粉の仕方は、南瓜の枝に黄色い花が大きく見事に咲きます。花には2種類あります。咲いている花を良く見ると開花した花の根元に丸いこぶがついている花とこぶのない花が出来ます。こぶ月の花が雌花で、こぶなし花が雄花です。こぶつきの雌花にこぶなしの雄花を切り取って、雌花の雌しべに雄花の花粉を受粉します。その手順は①雄花を切り取る、②雄花の花を取り去り雄しべをむき出しにする。③雌花の中央の雌しべに雄花の雄しべを当てる。

この時に注意する事は、南瓜の花は午前中に先昼には閉じますので、花が大きく開いている午前中に人工授粉作業を終わらせます。

人工授粉の時期と受粉のやり方

ホームセンターや野菜の苗を販売するお店に4月上旬になると様々な野菜の苗が並びます。苗が販売されているから私も植えようと思われる方は要注意です。ホームセンターなどは最適な時期に苗を販売しているわけではありません。買う人がいるなら時期が悪くても販売重視で店頭に並べます。よそよりも早ければ、買いたいお客には早く植えたい考え購入する人がいます。でも野菜には最適な時期が有ります。種を購入して種まきの時期をみると野菜ごとに時期が異なります。野菜には土の温度が重要です。出来れば遅霜の日がにあわないように5月連休明けが良いです。それ以降に霜が降りることがほぼないからです。

人工授粉の時期は南瓜の花が咲き、花の根元にこぶが付いた雌花とこぶのない雄花が咲いた時期です。5月下旬から6月上中旬です。外観を観て雌花と雄花を探し雄花の花を取り去り雄しべをむき出しにして雌花が大きく花を開いている状態(午前中)に人工授粉をしましょう。受粉出来ないと黒くなり落ちてしまいます。

南瓜の育て方まとめ

南瓜の旬は夏で緑黄力野菜です。今では海外メキシコやニュージーランド産も多く店頭に並んでいて旬が分かりにくいですね。南瓜を家庭菜園で育てる方もおられると思いますが、蜂の減少で自然の受粉が難しくなっていて人工授粉が必要になっています。中には蜂が飛来し受粉する事もあるとは思いますが受粉確率を上げる為に行います。人工授粉は南瓜が成長し花が咲きます。花には2種類咲きます。こぶ付きの雌花とこぶなしの雄花です。南瓜の実は雌花に受粉する事で成長し食べられる大きさに成長します。人工授粉で気を付けるのは雄花の花を切り取りおしべを丸出しにして花が大きく開いている時間帯の午前中に人工授粉をしましょう。南瓜は茎も太く成長しどこまでも延びていきますので広い面積が必要になってしまいます。狭い範囲内で育てるなら、芯止めと必要な数だけに枝を残すようにします。芯止めは南瓜の中心の茎の先端をカットすることです。枝は脇芽が成長する事で枝になります。枝を多く作ると栄養が各枝に分散し大きい果実に育ちません。大きい果実を収穫したいなら枝に1~2個にし、枝の本数は3~4本に抑えると良いでしょう。

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