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【風、薫る・第79話感想】正義の記者が暴く格差社会と、直美が直面する「貧困と病」の現実。交錯する上越と東京の“生きづらさ”

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みなさん、こんにちは!『風、薫る』公式ファンブログへようこそ。 木曜日に放送された第16週・第79話は、前回のお菓子売り場での割り込み騒動の「意外な真相」から幕を開け、新潟と東京、それぞれの場所で暮らす人々が抱える「社会の歪み」が浮き彫りになる、非常に社会的でメッセージ性の高い回となりました。

新キャラクターである熱い青年・沢木の正体、そして東京で直美(上坂樹里)が遭遇した過酷な現実を、キャスト陣の熱演とともにじっくり振り返っていきましょう!

語り(ナレーション)で振り返る、今週のあらすじ

お菓子売り場で傍若無人に割り込んだ中年男性。実はその男、地元でも名高い大地主・原家の大旦那だったのでした。 「知名度の高い方の振る舞いとは思えません。あるいは、何かお体に病でも患っていらっしゃるのではないですか?」 割って入った青年は、嫌味を交えながら男の身勝手さを鋭く一喝します。男が去った後、青年はなんと、りん(見上愛)の名を呼んだのです。彼の正体は新聞記者。すでに大山捨松公爵夫人経由で、新任の舎監であるりんの存在を知っていたのでした。

水あめの店に入り、「美味しい!」と無邪気に頬張る沢木。しかし、その瞳には熱い社会改革の炎が宿っていました。 「15円以上の国税を納めなければ、選挙権すら与えられない(※明治中期の衆議院議員選挙法)。この地では、田畑を持つ地主ばかりが偉ぶっている。そんな社会は根本から間違っています!」 憤る沢木に、りんはふと「それでは、あなたの言う正しい社会とは、一体どのようなものですか?」と問いかけます。その真摯な眼差しに、沢木は「一ノ瀬さん、あなたを大いに気に入りました!」と破顔し、りんに強く握手を求めるのでした。

一方、懐かしい東京の「瑞穂屋」では、予期せぬ事態が起きていました。 なじみの柳川文が突然の体調不良で倒れ、直美は文の長屋へと駆けつけて看病にあたります。 「吐き気はありますか? お腹は痛みますか? ……やっぱり、一度病院で診てもらいましょう」 優しく、しかし毅然と勧める直美でしたが、文は頑なに病院に行くことを拒みます。仕方なく直美が往診の医師を呼び、薬を処方してもらうものの、文は薬代の受け取りを拒否。「タダより高いものは無い。借金を抱えているから、一銭だってお金は使いたくないんだ」と、心を閉ざしてしまいます。 貧困ゆえに治療すら拒み、「もう希望も何も無い」と呟く文の姿に、直美は「何か一つぐらいは、あなたの希望があるはずです」と、優しく語りかけるのでした――。

【一視聴者の熱い叫び】ここが深い!見どころ激アツ考察

① 新キャラクター・沢木記者の熱量!りんの「正義感」と共鳴する新しい風

割り込み男が地元の最高権力者・原家の大旦那だと知りながら、臆せず「何か病気では?」と言ってのけた沢木記者。演じるキャストの知的な鋭さと快活さが最高に魅力的です! 明治中期の大きな社会問題だった「制限選挙(納税額15円以上=地主などの富裕層しか政治に参加できない)」に対し、真っ向から不満を抱く彼は、社会の不条理と闘う人物。 「正しい社会とは?」と真っ直ぐに問い返したりんの姿勢に惚れ込み、固く握手を交わしたシーンは、上越編における新しいバディ誕生を予感させ、ゾクゾクしました!

② 東京に残る直美の闘い。立ちはだかる「貧困という名の最大の病」

上越でりんが社会の理不尽に触れる一方、東京で取締役として現場を守る直美ちゃん(上坂樹里)は、医療のさらに奥にある「貧困」という残酷な壁にぶつかっていました。 いくらナースが手を尽くそうと、患者に「治療費が払えない」「借金があるから死んだ方がマシ」と思われてしまえば、医療は届きません。 「希望も無い」と自暴自棄になる文さんに対し、かつて孤独の底を味わった直美だからこそ言える「一つぐらいは……」という粘り強い看病の姿勢に、彼女のナースとしての、そして人間としての大きな成長を感じて涙が出ました。

③ 2つの場所で描かれる「社会の不条理」という共通テーマ

今回の脚本、本当に見事です。

  • 新潟上越: 地主が威張り、庶民の声が政治に届かない「地方の特権階級の闇」

  • 東京下町: 借金に追われ、病気になっても病院に行けない「都市の最底辺の貧困」

りんと直美は物理的に離れてしまいましたが、形は違えど、二人は今も全く同じ「不条理な浮世」の真ん中で、もがきながら人々を救おうと闘っているのだと痛感させられます。

今週のまとめ:交錯する想い、明日はついに週最終回!

第79話は、沢木の登場によって新潟の景色が一気に色鮮やかになり、同時に東京の直美が抱える看護の本質的な課題も描かれた、非常に密度の濃いエピソードでした。

沢木記者の情熱は、りんが一度諦めかけた「誰かを救いたい」というナースとしての情熱を呼び覚ます着火剤となるのでしょうか? そして、長屋で絶望する文を、直美はどうやって救い出すのか?

明日は金曜日、第16週の最終回です! それぞれの場所で闘う二人の姿を、明日も全力で応援しながら見届けましょう!

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