みなさん、こんにちは!『風、薫る』公式ファンブログへようこそ。 月曜日、新章の幕開けとなる第16週・第76話が放送されました!
前週ラスト、大山捨松公爵夫人から「新潟・上越の女学校の舎監」という新たな道を提示され、一見そのレールに乗るかと思われた奥田家。しかし、物語はそう簡単には進みません。りんと直美が本音の刃をぶつけ合う凄まじい「真剣喧嘩」、そして血の繋がりを越えた“本当の家族”の誕生に、朝から涙が止まらない神回となりました。さっそく振り返っていきましょう!
語り(ナレーション)で振り返る、今週のあらすじ
新しい季節の風が吹き始めるころ。 奥田家の台所では、りんと直美が並んで朝食(あさげ)の支度をしていました。しかし、直美の横顔はどこか険しく、怒っているかのようです。 「私の知らないところで、色々と動いてくれて……ごめん。でも、直美さんの言う通り、今の私には看護婦はできない。新潟へ行って、環ちゃんを女学校に通わせて……」 そう弱音を吐き、「結局、振り出しに戻っちゃった」と肩を落とすりんに、直美の我慢は限界を迎えました。
「新潟へ行くことが、本当に環ちゃんの負担を無くすことになるの? りんと環ちゃんの人生を、大山捨松さんや他の誰かに左右されたくない!」 直美の言葉は鋭く、二人は互いに一歩も引かぬケンカ越しで、お互いの未来を見据えて強い口調でぶつかり合います。感情が高ぶるあまり、りんの口からは思わず「この、でれすけ!」という懐かしい言葉まで飛び出すほどでした。 「私はね、あんたたちと本当の家族になりたいの!」 直美が叫んだその覚悟に、母・美津も「私たちは世間の当たり前の道を歩んではこなかったものね」と、二人の絆を静かに受け止めるのでした。
そんな大人たちの姿を見ていた環が、りんに問いかけます。 「お母さんの本当の夢って、なぁに?」 りんは愛おしそうに「環が元気で、幸せに暮らすことだよ」と答えますが、環の心はもう決まっていました。 「(新潟へ行くのは)寂しいけれど、良いよ。でもね、お母さんが元気がないのは一番悲しいの。お母さんなら、何だってできるよ!」 母の背中を押し、自分の夢を叶えるために頑張ると言い切る環。さらに環は、真っ直ぐな目で直美を見つめ、こう告げました。 「直美さんが、もう一人のお母さんになってくれて、私とっても嬉しい」 孤独に生きてきた直美の目から、堰を切ったように温かい涙が溢れ出しました。
夜、わだかまりの解けた炊事場で、りんと直美は並んで炒り子(いりこ)の佃煮を作っていました。その横顔には、もう迷いはありませんでした――。
【一視聴者の熱い叫び】ここが尊すぎる!見どころ激アツ考察
① りんと直美の“ガチ喧嘩”!愛ゆえの「でれすけ」が最高すぎる
お互いを思いやるがゆえに、真剣勝負の口論になった二人のシーン、凄まじい熱量でしたね!見上愛さんと上坂樹里さんの演技の応酬にゾクゾクしました。 「自分のせいで振り出しに戻った」と勝手に諦めて、捨松夫人の用意した新潟のレールに乗ろうとするりんに、「誰かに人生を左右されるな!」と怒る直美。そしてりんの口から飛び出した「でれすけ(※北関東の方言で『バカ者』『間抜け』の意)」の咆哮!群馬出身の池田朱那さん(ヒデ役)の魂が乗り移ったかのような、りんの泥臭い本音の爆発に、二人の距離が完全に「他人」から「身内」になった瞬間を見た気がします。
② 天涯孤児だった直美が「本当の家族」になった日
直美が涙ながらに放った「本当の家族になりたい」という言葉。そして環ちゃんからの「もう一人のお母さんになってくれて嬉しい」という最高のプレゼント。 これまで孤独な生い立ちを背負い、長屋でも一線を画してきたりんを追う小日向の闇に脅かされていた直美にとって、美津さんや環ちゃんが「当たり前の道じゃなくていい、私たちがあなたの家族だ」と抱きしめてくれたことは、どれほどの救いだったでしょうか。直美の綺麗な涙に、こちらの涙腺も完全崩壊です。
③ 環ちゃんの圧倒的成長と「炒り子の佃煮」の深い意味
お母さんの顔色を察して「お母さんが元気ないのが一番悲しい」「お母さんならできる!」と言い切った環ちゃん、なんて良い子に育っているんでしょう……!美津さんの素晴らしい教育の賜物ですね。 そしてラスト、二人が並んで作っていた「炒り子の佃煮」。安価で栄養価が高く、保存も効く、まさにトレインドナースの授業で習った「需要のある食事(炭水化物やカルシウムの栄養学)」の応用です。りんは心が折れても、身体に染み付いた看護と生活の知恵を失っていません。本当の家族を得た二人が、ここからどう立ち上がるのか期待しかありません。
今週のまとめ:新潟行きはどうなる!?4人で踏み出す新しい風
第16週の初日は、どん底だったりんが、直美や環という「家族」の強い愛によって、もう一度自分の足で立つエネルギーを取り戻す最高のロケットスタートとなりました。
「本当の家族」としての絆を固めた4人。大山捨松夫人が提示してくれた新潟・上越への道に対し、彼女たちはどのような「家族の答え」を返すのでしょうか。 そして、りんのために小説の夢を曲げようとしているシマケン(佐野晶哉)に、この家族の決意はどう伝わるのか?
新風吹く季節、彼女たちが選ぶ未来を、今週も全力で見守っていきましょう!
