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家庭菜園でトウモロコシを育てる時の肥料と脇芽や実入りの確認方法

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トウモロコシは夏の食べ物として、人気が有りますよね。
そんな人気のトウモロコシを家庭菜園で育てる際の肥料のタイミングや
脇芽の扱いや受粉の仕方や粒のそろった実入りの良いトウモロコシを
収穫する方法などについて記載します。
トウモロコシは気温が上昇しないと育たない夏の作物です。
暑くなるとどんどん上に伸びます。
そして花が咲き受粉し実が育ちます。
現代のトウモロコシはF1品種で一代しか育たない性質のタイプで
実は1~2本しか着かないんです。
大分前は1本の幹に何本も実が付く品種が多かったのですが、
今はF!品種になって収穫量は大幅に減少しました。
しかし数量は減りましたが、味の方は甘い品種が多く、
食味は良い品種が多いと感じます。
代表品種では、未来、ゴールドラッシュ、ピーターコーンなどが
流通していると思います。
種か苗を購入して育てましょう。
トウモロコシは基本的には放任主義で育つ野菜(果菜)ですが、
実の糖度が高い事からも虫が付きやすい作物です。
放任栽培といっても時々は面倒を見てください。
根の割には幹や枝が大きいので風に負けて倒れやすい。
収穫後幹や枝葉の片付け結構大量の廃棄物が出ます。

トウモロコシは整枝や誘引作業は不要

トウモロコシは整枝や誘引作業はせずとも育つ果菜です。
種から育てる場合は、野鳥に種を食い荒らされない様にします。
種を蒔き、発芽するまで、乾燥を防ぎ、
散水しないと発芽しにくいので面倒を見てください。

苗を購入し育てる場合はも土の乾燥に気を付け育てます。
乾燥しやすい土と水分を含む土地では水やりが異なりますので、
畑の性質に合わせて作業をしてください。
トウモロコシが育つと下の方も見てください。
株元から根みたいなものが出てきますが、
こちらは切り取ったりせず土を掛けて育ててください。
この株元の根が土台をしっかりしてくれますので大事にしてください。
株元の出っ張りの根みたいな物は倒木を防ぎ、
成長を支える役目をしますので除去しないで下さい。
誤って株元の根を取り去ると穂の粒の歯抜けになる事も
ありそうなのでご注意ください。
粒が不揃いで歯抜けのトウモロコシでは
満足しないでしょうから気を付けましょう。
ツル系統の野菜は誘引作業が必要ですが、
トウモロコシは不要です。
ただし強風などで根元が不安定だと倒木になりかねません。
倒木すると根が土から外に出て生育不良になりますので、
風が当たる場所に栽培する時は支柱が必要でしょう。

トウモロコシの肥料と追肥について

  • トウモロコシの追肥は即効性の化成肥料と窒素系肥料を使います。
  • 追肥量は化成肥料1㎡当たり2握り(60g)と
    窒素成分1㎡当たり5~6gを目安にしてください。
  • 追肥の場所は1回目が畝の肩部分で2回目は通路にそれぞれ行います。
  • 追肥が効く様に撒くだけにせず、土に混ぜ土に浸み込みやす様にてください
  • 雨が少ない場合は肥料が効きにくいので散水を忘れず行う様にしてください

トウモロコシは大きく育つのは1本程度、他は他の用途で

  • トウモロコシはF!品種で1本の幹に大きく育つのが1本程度です。
  • 大きく育つのは1本ですが何本かヒゲが出ます。
    こちらは大きく育ちませんので、有効活用しましょう。
    中華料理に使うヤングコーンとして利用します。
  • ヤングコーンの収穫するタイミングは絹糸が出始める頃が良いです。
  • ヤングコーンとして利用するなら、農薬残渣を考え、農薬をしない様にしましょう

トウモロコシの収穫の見分け方と収穫の仕方

  • トウモロコシが成長を続け真夏の暑い時期に収穫のタイミングが来ます
  • トウモロコシの先端にヒゲが緑色か絹糸みたいなヒゲがたくさんでて垂れ下がります
  • トウモロコシのヒゲが風に揺られ気持ちよさそうに感じます
  • その絹糸が茶色になり、更に茶入りが濃くなり垂れ下がります。
  • 茶色になったら、手で皮の中央部分を鷲づかみにすると粒を感じると思います。
    粒感を感じたら収穫のタイミングです。
  • トウモロコシの皮が柔らかめが好みなら茶色の早めに収穫すれば
    少し柔らかめが食せます。
  • トウモロコシのヒゲが極端に濃くなると熟し過ぎて少し硬くなりますので
    加減をして好みのトウモロコシを収穫してください。
  • 良いトウモロコシを収穫するにはトウモロコシにストレスを掛けずに育ててください

トウモロコシの調理法

  • トウモロコシは皮を実の上に1枚くらい残し茹でるか蒸します
  • トウモロコシを収穫したら、直ぐに火を加えることでより甘味を感じる事が出来ます
  • 茹でるよりは蒸し器で蒸すとより美味しく仕上がります
  • 茹で時間や蒸し時間は10分程度で十分熱が通ります。
    加熱し過ぎは甘味が落ちる様に感じます
  • 蒸しあがったら早くに食べる方が美味しいですが、
    熱いですので気を付けて食べてください。
    特にお子さんは手の皮が薄いのでやけどしやすいので気を付けて上げてください。
  • トウモロコシは他の食品よりも悪くなりやすいので、
    加熱後長く放置しないでください
  • ヤングコーンはヒゲを取り軽く茹でるか蒸してサラダや
    中華量に合えるように使うと良いでしょう。

トウモロコシ栽培上のまとめ

トウモロコシはF1品種になってしまったので、
1本の苗から1本だけ大きく育ち、その他数本は大きくなりません。
大きく育たないトウモロコシはヤングコーンとして
中華料理やサラダに活用できます。
ヤングコーンとして使う事を考慮し農薬を使わず無農薬で育てましょう。
トウモロコシは誘引作業は不要な作物です。
肥料は化成肥料と追肥にチッソを使います。
昨今夏場に強い雨や強風になる機会が多い様に感じます。
トウモロコシは放任作物ですが、風で倒木の被害を受けない様に
支柱を立て保護しましょう。
種から育てる時には、発芽率を考え3粒程度蒔き、
水をたっぷり与え発芽を促します。
状況によっては発芽迄乾燥を防ぐかぶせものも使います。
野鳥は種を見つけると食い荒らしますので周囲にネットを
張ったりして、鳥害から守ります。
収穫はトウモロコシの先に付くひげの色が茶変し、
手で握った時に粒粒を感じ取れたタイミングです。

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