夏を彩るトマトは家庭菜園で手軽にできる野菜の一つです。トマトは大きく3つのサイズに分かれます。いずれのサイズも苗が育つにつれて幹に対し枝が出て、枝の付け根に必ずと言っていいほど脇芽が出ます。脇芽は放置すると果実が実ります。しかし脇芽から実ったトマトは本来のサイズに比べ小さくなる傾向が有ります。本来のサイズを収穫する上で不要な存在です。そんなありがたくない脇芽の処置について見ていきます。
脇芽はどこに出る?
脇芽は幹に対し枝が出ます。枝の付け根に必ずと言っていいほど小さな芽が出ます。脇芽の成長は早く、放置すると指では切り取れなくなり、ナイフやハサミで切除する事になります。幹や枝に傷を付けると病気になりかねません。そういう事から、スパッと幹や枝に負担を掛けない様に切り取る必要があります。
脇芽の切り取り方
小さい脇芽は、指で掴み取り難いです。元から取り去らないとまた成長します。長さでいえば3cm位になったら指で摘まみ傾けるとポキッと折れます。脇芽のサイズが大きくなると脇芽を傾けても、しなるだけで折れなくなります。脇芽が大きくなったら、ハサミやナイフで切り取ります。その時気を付けるのは、汚れていない刃物を使う事です。雑菌が付いているとトマトの付け根の切り口に雑菌が付いてトマトの木が病気になるかもしれません。大事に扱いましょう。
脇芽を見逃さない為には
トマトを1本だけ植える事はほぼないと思います。何本も植付け、沢山収穫したいと考える方が多いと思います。幹から枝が出て日々成長し続けます。その勢いはすごいです。
トマトの脇芽の管理は美味しいトマトを食べる上でとても大事な事の一つです。
出来るだけ毎日見回り全体を見て脇芽の取り残しが無い様にします。見逃すと幹なのか枝なのか判別出来ないほど早く太く成長します。
脇芽は株元からも出ます見逃し注意
トマトが成長すると枝葉が多くなり脇芽の存在を見逃しやすくなります。中でも土に近い部分から脇芽が出る事が多いです。放置すると幹と判別できない程大きく育ちます。栄養が分散されますので、早期に駆除します。幹や枝の密集で日が当たらなり病害虫の発生にも影響しますので、密集しない様に剪定します。
まとめ
トマトの品種は多く有りますが、サイズで分けると、大玉、中玉、ミニトマトに大別されます。その中で大玉は桃太郎を代表に多くの品種が有ります。中玉はフルティカを筆頭に色々な味わいの品種が有ります。ミニトマトは更に品種が多いです。色も本来の赤から黄色や黒や緑や白等沢山あります。沢山の品種が有りますが、好みの味わいの品種を選び栽培します。
トマトは種さえ撒けば放置しても収穫できる育てやすい野菜です。しかし本来の味わいのトマトを収穫したいなら、成長時に出る脇芽を早めに切り取ってやらないと、栄養が分散され美味しいトマトにはなりません。サイズも小さく満足なトマトにはなりません。収穫量を重視するなら脇芽を取らない選択肢もあります。しかし美味しくなければ不満でしょうから、脇芽の切り取りは重要な作業になります。
脇芽の切り取りは3cm付近の場合は指で摘まみ取ります。大きいサイズの脇芽はナイフやハサミで切り取ります。そして刃物はキレイにして雑菌が付かない様にします。雑菌が付いているとトマトの木が雑菌に感染し成長を妨げるとこにもなりますので、注意を払います。
脇芽の再利用の仕方
脇芽は切り取ったら、畑に余裕がある様なら、土に植えます。最初は水をたっぷり上げます。根が出やすいので最初だけ水不足をしないようにすれば、ほぼ放置で生育が望めます。成長したら同じく脇芽の切り取りをします。
トマトの成長で支柱は必須
トマトは枝葉が沢山出て成長します。適度に隙間を作らないと病気になりかねませんので日当たりと空気の流れを大事に感が空間を作ります。トマトが成長するには支柱が必要です。高さが2m位の支柱を櫓の様に組み合わせ。雨風にも耐えられる様にします。
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