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風、薫る】第58話あらすじ&見どころ解説!バーンズ先生が遺した「6000人の夢」と、一期生全員で救った最後の奇跡

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NHKの連続テレビ小説『風、薫る』。卒業が目前に迫る第12週・第58話では、一期生たちをここまで導いてくれた恩師バーンズ先生(エマ・ハワード)から、あまりにも突然で、そして胸を打つ「旅立ちの告白」がなされました

それぞれの未来に葛藤を抱えるナースの卵たちが、お出かけ先で直面した緊急事態と、そこで見せたプロフェッショナルとしての輝き。感動の第58話を詳しく紐解いていきましょう

主要キャスト&登場人物の動きと物語への影響

  • バーンズ(キャスト:エマ・ハワード)

    • 養成所の卒業を前に、故郷スコットランドへの帰国と、日本に遺す「ナースの未来」への壮大な夢を語ります

  • 松井エイ(キャスト:玄理)

    • 共に生徒を育ててきたバーンズ先生の突然の告白に、厳格な仮面を外し、涙を流して別れを惜しみます

  • 大家直美(キャスト:上坂樹里)

    • 同期たちがそれぞれの理想で進路に迷う中、「無給の仕事はできない」と、生活のためのリアリズムを貫く姿勢を見せます

  • 丸山忠蔵(キャスト:若林時英)

    • 第10週で内科を退院した元患者。元気な姿で団子屋のアルバイトとして再登場し、りん達との再会を果たします

第58話のあらすじ:恩師の夢と、揺れる一期生たちの進路

梅岡女学校付属看護婦養成所の卒業がいよいよ近づいてきた頃、教室でバーンズ先生(エマ・ハワード)が突然、「スコットランドに戻る」と告げます。驚く生徒たちを前に、バーンズ先生は自身の「Dream(夢)」を語り始めました

かつて、裕福で豊かな暮らしのなかで幸せに生きていたバーンズ先生。しかし、いつしか「日本で看護婦を育てること」が自らの人生の夢となり、海を渡ってやってきたのです。 「いま、ここに6人の看護婦が出来ました。これが、皆さんが次の世代を育て、60人、600人、そして6000人と増えていったとき、私の夢は本当の意味で叶います。どうか、私の夢を繋いでください」 その壮大な志のバトンと、かつて語り合った「アップルパイ」の思い出を前に、いつも厳しかった舎監の松井先生(玄理)も思わず涙を流すのでした

しかし、卒業を控えた一期生たちの心は揺れていました。しのぶ(木越明)はすっかり落ち込んでおり「私は看護婦にならない」と言い出し、喜代(菊池亜希子)も卒業後に帝都医科大学附属病院でそのままナースになる道は選ばず、「伝道師」として看護の仕事をしたいと打ち明けます。そこには、当時の医療現場に対する、女性としての割り切れない思いがありました。一方、現実主義の直美(上坂樹里)は「私は無給の仕事はできない」と、自立への一線を崩しません

そんな中、しのぶの提案で「卒業前にみんなでお出かけしよう」ということになり、りん(見上愛)の娘・環(宮島るか)も一緒に連れて行くことに。 りんが事前におやつの予約をしていた団子屋へ向かうと、そこにはかつて内科に入院しており、退院後の住処を直美たちが心配していた元患者の丸山忠蔵(若林時英)が、元気にアルバイトとして働いていました

再会を喜んだのも束の間、団子屋の主が突然目の前で倒れてしまいます。緊迫する現場で、りんだち生徒全員が即座に動きました。これまでに培った的確な看護を施した結果、主は見事に快復。元気を取り戻した主はお礼にと、美味しい団子とコーヒーをご馳走してくれました。その味に、トメ(原嶋凛)は「(私、この仕事が)好きかも!一生忘れない味になる」と、ナースとしての喜びに目を輝かせます

主の看護に時間を費やしたため、予定していたみんなでの旅行(お出かけ)には行けなくなってしまいました。楽しみにしていた環にりん達が謝ると、環は怒るどころか「看護婦の皆、すっごく素敵だった!」と満面の笑みを見せます。その言葉を聞いたしのぶの表情にも、どこか満足気な笑みが浮かぶのでした。

第58話の見どころ&興味深いポイント

① バーンズ先生が語った「6から6000への夢」

エマ・ハワードさん演じるバーンズ先生の退職スピーチが圧巻でした。最初はたった6人の未熟な卵だった一期生たち。しかし、彼女たちがプロとなり、次の世代へと看護の精神を繋いでいけば、やがて6000人の命を救う力になる。近代日本の看護の基盤を作った先駆者たちの偉大なバトンタッチが描かれた、朝ドラ史に残る名シーンです

② 一期生それぞれの「割り切れない葛藤」と直美のリアル

全員がそのまま病院のナースになるわけではない、という当時の「職業婦人」のリアルな過渡期が描かれています。男尊女卑の残る病院に割り切れなさを感じる喜代が「伝道師としての看護」を選ぶ一方で、生活のために「無給は無理」と言い切る直美。全員が同じ型にはまらない個性の違いが、この群像劇の深みです

③ 団子屋での緊急救命と、トメ・しのぶの救済

旅行は中止になってしまいましたが、目の前で倒れた団子屋の主を「一期生全員のチームワーク」で救ってみせたシーンは、これまでの実習の集大成でした。元患者の丸山との再会も、彼女たちの仕事が社会に根付いている証拠。「一生忘れない味」と言ったトメの涙や、ナースになることを諦めかけていたしのぶが、環の「みんな素敵だった」という言葉に救われる幕引きは見事です

第58話のまとめ:中止になった旅行、けれど手に入れた「最高の誇り」

第58話は、卒業旅行という形での思い出作りには失敗したものの、それ以上に価値のある「自分たちの技術で命を救い、子供に憧れられる姿」という、最高のはなむけを手に入れた一期生たちの姿が描かれました

バーンズ先生が遺した「6000人の夢」という言葉の通り、彼女たちがここで学んだことは決して無駄にはなりません。しのぶや喜代の進路の選択、そしていよいよ養成所を飛び出す少女たちの「旅立ち」の時が近づいています

次回、一期生たちはどのような卒業を迎え、それぞれの道へ歩み出すのか。感動のフィナーレへ向けて、一瞬たりとも目が離せません!

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