朝ドラ『風、薫る』第10週49話ネタバレ感想!内科実習で直面する「命の格差」と女郎の悲痛な叫び
見習い実習から4か月、次は内科勤務になります。移動当日若い男と女郎が担ぎ込まれ、
大騒ぎ、りんと直美は実習経験を活かしテキパキと動きます。
直美は担ぎ込まれた患者の手当てをします。他人ごとではないと感じている様です。
大騒ぎ、りんと直美は実習経験を活かしテキパキと動きます。
直美は担ぎ込まれた患者の手当てをします。他人ごとではないと感じている様です。
🧳 4ヶ月が経ち内科へ移動!ふゆの嫌味と医師からの痛烈な一言
ゆきちゃんが去ってから4ヶ月。りんと直美(上坂樹里)は外科での実習を終え、次なる舞台である「内科」へと移動します。
移動の際、相変わらずトゲのあるふゆ(小向なる)からは、「新しい仕事場では、離縁されないように(クビにならないように)ね」と皮肉交じりの言葉をかけられます。
さらに、お世話になった通りすがりに外科の医師に挨拶すると、医師からは「私は(お前たちに)何もしていない」と素っ気ない態度。りん(見上愛)が思わず「それもそうですね」と納得してしまうと、すかさず医師から「お前はまず、口の利き方を覚えた方がいい」と釘を刺されてしまう、りんらしい(?)少しクスッとする一幕からスタートしました。
さらに、お世話になった通りすがりに外科の医師に挨拶すると、医師からは「私は(お前たちに)何もしていない」と素っ気ない態度。りん(見上愛)が思わず「それもそうですね」と納得してしまうと、すかさず医師から「お前はまず、口の利き方を覚えた方がいい」と釘を刺されてしまう、りんらしい(?)少しクスッとする一幕からスタートしました。
🧪 内科早々の大修羅場!運ばれてきたのは「心中未遂」の男女
しかし、内科に配属された直後、現場は一気に戦場へと化します。激しい緊迫感の中、救急で担ぎ込まれてきたのは、明らかに服毒自殺(心中)を図ったとみられる若い男女でした。
一緒に駆け込んできた男性側の老父母(柏原さん)は、「私たちが一体何をしたというんだ……」と泣き崩れます。なぜなら、息子の新之助の隣で倒れていたのは、遊郭で働く「女郎(じょろう)」の女性だったからです。
💔 医師の放った「女郎は後回し」…現場に広がる残酷な命の格差
ここで、りんたちに衝撃が走ります。
診察した医師は、良家の息子である男の処置を優先し、「女郎は後回しだ」と冷酷に言い放ったのです。
診察した医師は、良家の息子である男の処置を優先し、「女郎は後回しだ」と冷酷に言い放ったのです。
男性の父親は「息子が服毒したのはあの女郎のせいだ!」と激昂。命の重さに貴賤はないはずなのに、当時の社会的な身分によって治療の順番すら変えられてしまう現実に、直美は「なんでこんな扱いを……」と思わず愚痴をこぼし、憤りを隠せません。しかし、りんと直美は医師の言葉に抗うように、懸命に女郎の手当てを始めます。
😢 「なんで助けた?また地獄だ」目を覚ました女郎の悲痛な叫び
二人の適切な処置により、女郎の女性はなんとか一命を取り留め、うっすらと目を覚まします。
しかし、彼女の口から出たのは、感謝ではなく絶望の言葉でした。
しかし、彼女の口から出たのは、感謝ではなく絶望の言葉でした。
「なんで助けたの……? 助かったら、またあの地獄(遊郭の生活)に戻るだけなのに……」
生き残ってしまったことを呪うような悲痛な叫びに、言葉を失う一同。病室の外では、息子の身を案じる老夫婦が「新之助、戻ってこい!」と泣き叫んでおり、部屋の中と外で対照的な地獄絵図が広がります。
直美は取り乱す父親に対し、「柏原さん、そろそろ警察が来るかもしれません」と冷静に伝え、りんは心細そうな母親に「奥様は心細いでしょうから、旦那様は戻られた方が……」と優しく促します。看病婦のもう一人から「あなたたちの仕事は?」と問われた際、りんはきっぱりと「看護が私たちの仕事ですから」と答え、自分たちが今やるべきことに集中します。
🤝 夜は直美、昼はりん。「気持ちは一緒」バディの強い絆
ベッドに横たわる女郎を介護しながら、直美の胸には暗い影が落とされていました。親の借金や境遇によって売られていく女性たちの存在は、当時の社会では決して珍しくありません。直美は彼女の姿を見て、「これは、他人事ではない……」と、自分自身の境遇や女性の生きづらさと重ね合わせ、深く心を痛めているようでした。
医師が「今夜が山だ。気がついたら知らせてくれ」と言い残して立ち去ると、りんと直美は口を揃えて言いました。
「今晩の看病は、私がします!」
「今晩の看病は、私がします!」
担当を譲らない二人の強い眼差し。言葉にしなくても、二人の「この患者を絶対に見捨てない」という気持ちは完全に一致していました。結局、夜通しの看病は直美が担当し、翌日の昼はりんが引き継ぐことに。
女郎の女性はかすかに息を繋いでいるものの、うわ言のようにまだ大変な境遇について細々と弱音を漏らしています。内科実習、初っ端からあまりにも重く苦しい夜が更けていきました。
女郎の女性はかすかに息を繋いでいるものの、うわ言のようにまだ大変な境遇について細々と弱音を漏らしています。内科実習、初っ端からあまりにも重く苦しい夜が更けていきました。
明治の服毒自殺患者への対応解説
明治時代の服毒自殺(心中)に対し、医療現場では胃洗浄や強心剤投与による過酷な救命処置が行われる一方、女郎などの社会的弱者は後回しにされる命の格差が存在した。また、心中は犯罪であったため、治療後ただちに警察の取り調べがベッドサイドで行われるケースが日常茶飯事であった。
📝 ブログ管理人の一言感想 & 次回の見どころ
第49話は、当時の格差社会の闇と、ナースたちが直面する「命の平等性」という深いテーマが描かれた重厚な回でした。医師から「後回し」にされても、真っ先に女郎の元へ駆けつけた二人の姿に、本物の医療従事者としての覚悟を見ました。特に直美ちゃんが「他人事ではない」と感じている表情が切なすぎて……。
今夜の山場を越えて、この女性の心と命を二人は救うことができるのでしょうか? そして新之助の命は?
明日、りんへ担当がバトンタッチしてからの展開からも目が離せません!
明日、りんへ担当がバトンタッチしてからの展開からも目が離せません!
