電気圧力鍋クッキングプロのレシピに鰯の煮魚が有ります。
しかし鰯の骨まで柔らかくならないのです。
クッキングプロの使い方をこちらにも掲載しています。
レシピ本には100点掲載されています。
中でも、カルシウムを補充できると期待される鰯の丸煮です。
鰯自体は比較的骨が柔らかめのお魚です。
レシピ本(レシピ100)では、下記の様に書かれています。
鰯(いわし)のまるごと甘露煮
材料4人分
・鰯:8尾
・生姜薄切り:1かけ
・水:1カップ(200cc)
・砂糖:100g
・醤油:1/2カップ
・みりん:1/4カップ
・酒・酢:大さじ1+2/3
【作り方】
1.調味液は材料を全て入れ3分加熱(蓋無し)
2.鰯や生姜など全て入れ蓋をし30分加熱調理
3.圧力ピンが下がる迄待つ
4.蓋を外し12分煮詰める
上記の4の工程は、味が濃くなることが有りますので、
お好みで煮詰めて汁を無くすまでの間を選ぶと良いでしょう。
鰯の骨が固いのは、鰯の大きささと脂乗りが影響している様です。
小さめの鰯は骨が細く柔らかくなり易い。大きい鰯は骨も固めになり、
加熱調理時間を長くすると改善されます。
味付けも薄味が好きや濃い味が好きと異なるでしょうから、
醤油の量を加減する事です。
きれいに仕上げるなら、鍋に鰯を入れ灰汁取りをして、
クッキングプロに入れて魚野菜モードで15分加熱で良い仕上がりになるでしょう。
鰯は季節により脂乗りが違い骨の固さも異なりますので
必ずしも同じではないようです。
鰯の煮魚のデメリット
鰯の大きさが異なる物を一緒に炊くと、
骨の煮えにくい大きめの鰯の骨は硬く
骨まで柔らかくなり難いです。
又大量に入れて汁が少ないと骨が固くなり易い
というデメリットがあります。
作る際は、材料や調味料の量をメモに残し、
出来上がりも評価しておくと
次回の時の参考になるでしょうから重要な事です。
尚、骨を食べる事を考えないなら、加熱調理時間は1~3分でも良いです。
仕上げに煮汁を濃い目にするなら、加熱調理後、圧力ピンが下がってから
蓋を外して追加で加熱します。
鰯と大根の煮物のデメリット
鰯と大根を一緒に一度に煮てしまうと、時間は短縮できますが、
大きなデメリットがあります。
それは、大根は煮えやすく、形が残らない程柔らかくなる事が
考えられます。
大根だけなら1~3分で十分柔らかくなります。
大根の種類(固い物や柔らかいもの)によっても仕上がりが異なりますので、
大根の性質(固い柔らかい)を考えて煮る時間を調整する事です。
野菜の煮物が柔らかくなり易いデメリット
電気圧力鍋は、加圧調理され圧倒的に柔らかくなります。
トロトロ大根が好きな方には好まれるでしょうが、
箸で崩れるほど柔らかくなると言うデメリットがあります。
緑黄力野菜の人参も同様です。
加熱調理時間1分でも柔らくなります。
好みの大きさと柔らかさを体験の上条件を見出してください。
南瓜と人参を一緒に炊き合わせるとどちらかというと
柔らか過ぎの傾向になります。
柔らか過ぎを防ぎたいなら、加熱時間を1~2分にして、
加熱調理が終わったら圧力調整弁をお箸等で熱い蒸気が触れないように
注意し、圧力を逃がし、調理時間を短縮します。
蒸気が激しく噴き出しますので、十分注意してやけどしない様に
注意して作業をして下さい。
時間が短いと味が濃く美味しい仕上がりになります。
完成までの意外なデメリット
電気圧力鍋は加圧調理時間だけではなく、
加圧前時間と加圧後の時間が時間が必要です。
完成にはA+B+Cの時間が必要です。
一般的に電気圧力鍋で表現されるのは加圧調理時間です。
実際には
・加圧時間(A)と
・加圧調理時間(B)と
・圧力を下げる時間(C)
の3つの工程が必要です。
加圧調理時間1分という調理は多いですが、
圧力を高めるAと圧力を下げるCが
どうしても必要です。
A時間(10~15分)、C時間(10~15分)が必要です。
1分の加圧調理をする場合は合計21分~31分必要になります。
それよりを短くしたい場合には、
圧力調整弁を切り替え圧力を強制的に抜きます。
レシピ本に無い物が意外に多いデメリット
レシピ本には100選掲載されています。
メーカーは良く使われる材料を使用した、レシピが掲載されています。
書かれているレシピがあなたの家族が利用する人数分のレシピなら良いのですが
人数が異なると調理時間が異なりますので、自分なりの工夫が必要です。
2回目以降に成功する為にも作った際のメモを残すと良いでしょう。
ゆで卵はレシピに掲載されていない
電気圧力鍋でゆで卵を作る事は少ないとも考えられますが、
レシピ本には掲載が有りません。
ゆで卵を普通の鍋で作るなら自ら炊き上げて15分あれば完成します。
これを電気圧力鍋でゆで卵を作るなら加圧調理時間を
1分~3分で十分だと思います。
その後の圧力を下げる時間が10~15分かかり、
熱の加え過ぎで固い仕上がりになるでしょう。
試していませんがその内実験してみたいと思います。
これは最大のメリット
電気圧力鍋は調理する際に当然ですが電気を使います。
加熱時間が大幅に短縮できますので節電になります。
炊飯器代わりに使う場合を例にします。
・白米2合を炊く場合、IH炊飯器40分に対しクッキングプロは6分+22分。
12分早く出来、電気代の節約になります。
・玄米2合を炊く場合、IH炊飯器90分に対しクッキングプロは22分+22分の合計44分。
半分以下で完成します。電気代が半分です。
まとめ
電気圧力鍋クッキングプロのデメリットを書いてきましたが、
レシピを100選にまとめられており十分共言えます。
使い方や完成度を追求すると十分とは言えないかもしれません。
そういう時はアレンジしてくださいという事だと理解します。
クッキングプロをほぼ毎日活用していますが、
意外に使い易くデメリット以上にメリットが多いと感じます。
加えて掃除パーツが内蓋とゴムパッチンと圧力ピンが有ります。
簡単に洗えますので良く出来た構造だと考えます。
しかし、大きいので場所を取りますので少し邪魔に感じます。
これからお使いなる方にとっても使い勝手が良いと感じると思います。
玄米など時間が長くかかる調理の時短が出来、省エネになります。
また、電気圧力鍋はスタートしたら火の加減不要で、
完全にほったらかしで完成します。
蒸気抜きをしなければ安全です。
このメリットはかなり大きいと考えます。
注意すべきは仕上がり重視で蒸気を抜く時は、
菜箸等で圧力調整弁を置く側から手前に異動します。
蒸気が勢いよく噴き出しますので、十分ご注意下さい。
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