じゃがいも栽培の気を付けたい遅霜と害虫や芋の緑化対策
霜と植え付け時期(関東)
農家や家庭菜園経験者は心配の種の一つに遅霜があり関東では5月上旬まであり得ます。
ではなぜジャガイモを
2月下旬〜3月上旬に植えるのか?
理由は次の2つです。
①地中の芋は霜に強い
ジャガイモは
芋は−2〜−3℃でも耐える
地中なので凍りにくい
つまり
霜で問題になるのは「芽」だけです。
②発芽まで時間がかかる
植えてから発芽まで
15〜25日
つまり
3月1日植え
↓
発芽
3月20日頃
この時期は
霜の頻度がかなり減ります。
霜対策(農家の方法)
芽が出た後に霜が降りる場合の方法があります。
①土寄せ
芽を軽く埋める。
②不織布
べたがけ
これで
ほぼ被害は防げます。
緑化とは何か(危険性)
ジャガイモの緑化は
日光が当たることが原因です。
芋に光が当たると
クロロフィル(葉緑素)
が作られます。
しかし同時に
ソラニン
チャコニン
という 天然毒素が増えます。
食害(中毒)
症状:
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・神経障害
特に子供は危険学校給食でも
ジャガイモ中毒事故が起きています。
緑化の原因
主な原因は
・土が浅い:元々種芋にかぶる土が少ないと必ず起こります
・土寄せ不足:土寄せの手間不足が緑化になります
・地表に露出:成長と共に芋が肥大化して土をはじき芋が露出する
・収穫後の光:収穫後に乾燥目的で直日光や日光に当て過ぎると被害に会い易い
防ぐ方法→一番重要=土寄せ
芋は地表近くに出来ます。
だから、土寄せを2回が重要になります。
③芽かき(どれを残す?)
種芋から5〜8本くらい芽が出ます。
その中で残すのは良い芽
特徴は
・太い
・短い
・色が濃い
上向き
つまり→元気な芽
取る(除去)芽
・細い芽
・曲がった芽
・遅れて出た芽
芽かきの理由
芽が多いと芋の他の方にまわる
栄養が分散
↓
小さい芋が大量
芽を減らすと
栄養集中
↓
大きい芋
になります。
④土をふかふかにする方法
これは 収量に最も影響します。
ジャガイモは芋が太るスペースが必要です。
硬い土だと
小さい
変形
数が少ない
になります。
方法①堆肥を入れる(最重要)
1㎡あたり
堆肥 2〜3kg
効果
・微生物増加
・土団粒化
・保水性UP
方法②腐葉土
落ち葉堆肥で商品名は腐葉土で3種類くらいのサイズで販売
効果
・団粒構造
土がフワフワ
になります。
方法③深く耕す
深くと言っても労力もかかります
理想的な深さは
・30cm
・最低20cm
理由
ジャガイモは
地下20cm
まで芋が出来ます。
方法④畝を高くする
理想
畝高さ
15〜20cm
水はけが良くなります。
⑤連作障害
ジャガイモはナス科です。
ナス科は
連作障害が出やすい作物です。
原因
主な原因
①病原菌
そうか病
青枯病
②センチュウ
ジャガイモシストセンチュウ
③土壌疲労
栄養バランス崩壊
症状
・芋が小さい
・腐る
・葉が枯れる
・収量減少
連作を避ける期間
理想:3〜4年
同じ場所では3年空ける
回避方法
・輪作
例
・1年目:ジャガイモ
・2年目:葉物
・3年目:豆
・4年目:ジャガイモ
最後に(農家の常識)
ジャガイモは土で9割決まると言われています。
つまり
土作り
↓
芽かき
↓
土寄せ
この3つが
収量の決定要素です。
